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知っておきたい成功ポイント!注文住宅で“こだわりの家”に暮らそう 2021.6.22

注文住宅は、自分たちが家にもつこだわりを実現できる方法です。すべてにおいて自由度が高く、細かな部分まで気に入ったモノを取り入れることができます。

間取りに関しても、自分たちのライフスタイルや価値観に合わせた造りにできるので、世界に一つだけの家づくりが実現できます。

しかし、こうした自由度の高さが原因となり、「注文住宅を選んで失敗した」と後悔している方もいらっしゃるようです。

そこで今回は、注文住宅で失敗や後悔をしないために、知っておくと役立つこだわりポイントと成功ポイントについて、ご紹介させていただきます。




注文住宅の家で暮らすこだわりポイントとは

こだわりの家で快適に暮らすポイントとして、次に紹介する内容があります。


こだわりポイント1.間取り

住宅で最も大切なのが間取りです。注文住宅を検討しているなら、実現してみたい間取りをイメージしたことがあるでしょう。

間取りを考えるときに、快適に暮らすために理解しておきたいことがあります。


(1)生活動線と家事動線
間取りで最初に考えておきたいのが、生活動線と家事動線の2つです。

生活動線とは、ご家族が生活をされるための動きです。例えば、次のような動きを指します。
  • 朝起きて洗面所に行く
  • 食事を準備して運ぶ
  • 着替えをする
  • 帰宅してお風呂に入る
  • トイレへ行く など

生活動線が複雑になったり、重なったり、移動する距離が長かったりすると、地味にストレスを溜めることにつながります。また、毎日のことなのに大変非効率になり、イライラの原因になってしまうこともあるでしょう。

生活動線はできるだけシンプルで短く動けるように検討するのがベストです。

また、重なりの少ない間取りを考えることで、「洗面所を使っているときにはトイレが使えない」「お風呂に入っているときは洗面所が使えない」といった、小さな問題を解消することもできます。

もう一つの動線「家事動線」は、家事に限定して見たときの動線です。基本的には家事をメインに担当される方の負担を軽減するように検討するのが理想的です。

家事も毎日のことですので、負担の多い動線ですとやる気も失われます。大変面倒に感じますし、カラダへの負担も増えてきます。

例えば、洗濯機から洗濯物を干す場所が離れていたり、毎回二階に上がらないといけなかったりしていたのでは、誰だって面倒に感じるものです。

2つの動線をどのように考えるのかは、快適な暮らしを決める大きなポイントになります。

特に重要度としては 家事動線 > 生活動線 の関係を基本にして考えてもらえると、かなり快適な暮らしを送ることができます。


(2)広さ
間取りを検討するなかで楽しいのは、部屋の広さを考えるときでしょう。誰もが広い部屋を好みます。

しかし、部屋の広さを考えるときに覚えておいてほしいのが、広いだけの空間ではもったいないということです。最近では冷暖房の対策も上手にできるので、広い空間であっても夏冬とも快適に過ごすことができます。

しかし、普段使いとしては広すぎる空間の場合、やはり無駄を感じてしまうことになり、余った空間には使わない荷物が置かれることになります。最近ですと、通信販売で届いたダンボールなどは、部屋の隅に空間があると置かれてしまいがちです。

マイナスの問題を回避するためには、広いリビングなどには引き戸で区切れるように対策しておきましょう。

「来客時や冷暖房を効率よく使いたいときは引き戸を閉める」
「気候の良い季節で家族だけが寛ぐときは引き戸を開けて広々と楽しむ」

柔軟に広さを調整できるように考えておくと、広すぎて困った、狭すぎて使えない、ということがかなり減ります。


(3)明るさ
家の向きにも関係しますが、部屋の中にはできるだけ太陽の光が入る方が気分も明るくなります。

明るさや採光にこだわった間取りを考えることは、将来の暮らしの満足度に影響します。


(4)コンセント
電気を使うアイテムが増えています。

従来だと次のようなアイテムが少し増えるくらいでした。
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • エアコン
  • 扇風機
  • 炊飯器 など

しかし現在は、次のようなアイテムが増えています。
  • パソコン
  • スマートフォン
  • インターネットに接続する機器
  • 電気で沸かすポット など

特にテレワークが進みつつある時代ですから、パソコンやスマホで使うコンセントが増えています。これまでと同じ数のコンセントではなく、少し多めにコンセントを用意しておきましょう。

また、コンセントの位置にも工夫が必要です。タンスの後ろにあっては使えないので、日常で使える位置と高さを考えておきましょう。

リビングの壁際に、カフェテーブルのようなものを設置し、テーブルの高さに合わせてコンセントがあると、スタバのテーブルのように使い勝手の良いコンセントを用意できます。


こだわりポイント2.外観

家族の印象を決める要素の一つが外観です。


(1)外壁の色と質感
外観は常に他者から見られています。また、自分たちも帰宅したときには必ず見ます。そのため周囲に溶け込みながらも、個性を感じさせるような色と質感が大切です。

家のデザインに合わせた色や質感。そして、忘れてはいけないのが近隣住宅とのバランスです。


(2)窓の形状
窓の形状で家の表情が変わります。アーチ型の窓を並べればヨーロッパ調の外観を楽しめるように、窓によって雰囲気を変えることができます。

家全体のデザインも大切ですが、窓の形状は外観のデザインに影響を与えますので、セットで考えておきましょう。


こだわりポイント3.内装

毎日暮らす空間ですから、自分たちがうれしい気分になれる内装にしておきたいですね。


(1)壁材
壁材には、次のような種類のものがあります。
  • クロス
  • 塗り壁
  • 無垢材
  • タイル など

それぞれ価格の安さが魅力のものもあれば、質感を重視したものもあります。

すべての内装にこだわれれば良いですが、予算の都合で難しい場合は、家族が最もいる空間とゲストを招く空間にこだわりの壁材を使い、妥協できるところには価格の負担が少ない壁材を使うという方法もあります。


(2)床材
床材には、次のような種類があります。
  • フローリング
  • クッションフロア
  • コルクタイル など

掃除のしやすさならクッションフロアがオススメ。こだわりの質感を求めるならフローリング。おしゃれな雰囲気ならコルクタイルが良いでしょう。

床材も壁材と同じように、用途とこだわりによって空間に合わせて選びましょう。


こだわりポイント4.インテリア

インテリアを揃えるとき、テイスト・カラーコーディネート・照明に注意しておくと快適な空間を作りやすくなります。

どのようなライフスタイルなのかを見つけておけると、これら3つが自然に決まってきます。特に照明は、部屋の雰囲気を大きく変えてくれるアイテムです。


こだわりポイント5.収納

「収納は広い方がいい」とは、誰もが考えることです。でも、広さよりも高さ・使いやすさ・見せる見せないで考えてみてください。

収納を用意しても高すぎると使えません。使っても使わないものがいっぱいになるだけです。また、広い収納は欲しいものを探しづらくすることもあります。そのため奥の方にあるものを出せなくなることも多々あります。

また、キッチン収納に多い悩みですが、見せる収納と見せない収納を考えておくことも大切です。見せるか見せないかによって、キッチンのレイアウトも変わってきます。


こだわりポイント6.キッチン

キッチンに関しては「誰がメインで使うのか」が最も大切。実際に使う人の要望を取り入れましょう。その次に意識したのが、開放感・レイアウト・機能です。食器洗い機などがあると大変便利です。

アイランドタイプのレイアウトは、家族と会話しながら料理ができるメリットもありますが、換気の部分をきちんと考えておかないと、部屋中に臭いが充満してしまうことにもなります。

メリットとデメリットを考えつつ、使う人が快適に料理できる空間を目指しましょう。


注文住宅で失敗後悔しない成功ポイント

失敗や後悔しないポイントをお話します。


(1)音の響き

壁や床材によって、部屋の音が響いてしまうこともあります。音漏れはストレスになりますし、プライバシーの問題になることもあります。

音の響きがどうか、設計時点で確認しておきましょう。


(2)大きすぎる収納

大きすぎる収納は、無駄なモノを集めてしまうことにもなりかねません。

大きい収納を目指すよりも、使える収納を目指しましょう。


(3)雰囲気重視のLDK

雰囲気重視のLDKにすると、雰囲気は良いのですが、料理をするときに手元が暗くて見えないという問題が起こることもあります。

キッチンでの手元対策は同時に考えておきたいポイントです。


(4)手間のかかる外観

外観にこだわりすぎると、メンテナンスの手間が増えてしまうこともあります。外観を決めるときには、メンテナンスの頻度も合わせて考慮しておきましょう。


(5)外観の色が違っていた

外観の色が打ち合わせのときと違っていて後悔している。

こういう失敗を少なくするためには、選んだ塗料の色見本を太陽光の下でチェックしましょう。また、できればA4サイズの紙に色を塗ったもので確かめると、完成時の色合いに近づきます。


ポイントをおさえて“こだわりの家”で暮らそう

注文住宅はこだわれるのが良いところです。でも、こだわるからこそ、ポイントをおさせておかないと失敗や後悔につながることもあります。

今回の内容を参考にして、あなたのこだわりの家づくりを進めてください。特に最初にお話しました「生活動線」「家事動線」を基本にして考えていただくと、かなり快適な暮らしを送れる住宅が完成するはずです。